進展する各国のワクチン臨床試験 新冷戦(88)

進展する各国のワクチン臨床試験
          新冷戦(88)




今回も新型コロナウイルスのワクチンのお
話です。中国やドイツの企業の動きも記述
されています。また前ページと重複する部
分もあります。ということで、ワクチン開
発のニュースを少し追加することになりま
す。


イギリス

イギリスのアストラゼネカ社のワクチンに
ついては前ページで掲載しましたが、南ア
フリカ、ブラジルでも臨床試験をしている
ようです。アメリカでも予定しているとい
うことです。


中国

中国では人民解放軍の軍事科学院とカンシ
ノ・バイオロジクス(康希諾生物)という企
業が共同でワクチンを開発しているという
ことです。軍事科学院は解放軍の最高学術
機関という位置ですから、北京市にあるで
しょう。カンシノ・バイオロジクス(康希
諾生物)本社は天津市にあるようです。ア
ストラゼネカとカンシノのワクチンはとも
に、結果は総じて類似しており、有望だ、
ということです。


アメリカとドイツ

アメリカの製薬会社ファイザーとドイツの
製薬ベンチャー企業ビオンテックがワクチ
ンを共同開発をしているということです。
ファイザーはアメリカで初期臨床試験をし
て終わっているようです。ビオンテックが
ドイツで60人に初期臨床試験をしたら、フ
ァイザーの結果とほぼ同じになったという
ことです。アメリカ政府と1億回のワクチ
ンを提供するとの約束が成立しているとい
うニュースがあります。この場合の計算上
の料金は2回約4200円だそうです。


ファイザーは1849年に創業したというこ
となのですが、場所は今本社があるニュー
ヨーク市のマンハッタンでしょう。南北戦
争のときは北軍に医薬品を納品したという
ことです。日本法人の名称はファイザー株
式会社です。東京都渋谷区にあります。ビ
オンテックの本社はドイツのどこかです。
所在地を見つけることができませんでした。

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2つ目の記事はニュースではなく科学のペ
ージです。T細胞というのが重要そうなの
で、科学者のページから借りてきました。
ノーベル賞受賞者の利根川進氏の系かもし
れない、それとも本庶佑教授の系かなと思
ったのですが、どちらもそうでないかもし
れません。このブログでは少し前にサイト
カイン・ストーム(抗体の嵐)などのページ
を作ったりしたので読者が喜ぶだろうと思
いました。T細胞は体のいたるところにい
て異物を攻撃するということで十分でしょ
う。リンクで元のページを覗いてみてくだ
さい。


竜巻・ミネソタ州2020年7月の3

新冷戦20年7月03・竜巻・ミネソタ州20年7月8日の3.PNG

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新型コロナワクチン治験で相次ぎ有望な結果、期待高まる

配信



[シカゴ 20日 ロイター] - 世界で新型コロナウイルス感染拡大が続く中、20日は3つの主要なワクチン候補について有望な治験結果が報告された。いずれも免疫システム反応を引き起こすことが確認されており、新型コロナに対する安全で有効なワクチンへの期待が高まった。

 ただ、開発中のワクチンによって、60万人あまりの死者をこれまでに出した新型コロナの世界的大流行(パンデミック)が終息に向かうかどうかは不明なままだ。

イギリス

ワクチンが安全に新型コロナ感染症やその重症化を防げると証明するには、一段と大規模な治験が必要になる。 英製薬大手・アストラゼネカ<AZN.L>と英オックスフォード大学が共同開発中のワクチンの初期臨床試験(治験)結果では、2回の投与を受けた被験者全員に免疫反応が確認された。深刻な副作用は出なかった。

中国

中国カンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)<6185.HK>と人民解放軍の軍事科学院が共同開発しているワクチンの中期治験でも、安全性が確認されたほか、1回の投与を受けた健康なボランティア508人の大半で免疫反応が起きた。

 被験者の約77%に発熱や注射部位の痛みなどの副作用が出たが、重篤なものはなかったという。

 アストラゼネカとカンシノのワクチンはともに、アデノウイルスをベクター(遺伝子の運び手)として利用する。どちらも研究結果は英医学誌ランセットで報告された。

 米ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生学大学院のワクチン専門家、 ナオール・バルジーブ氏とウィリアム・モス氏はランセットに「両治験の結果は総じて類似しており、有望だ」とコメントした。

ただ、カンシノのワクチン候補の治験では、同ワクチンで使われるアデノウイルスに感染したことがある被験者は免疫反応が弱いという結果が再び示されており、研究者らは克服すべき「最大の障害」とした。

ドイツとアメリカ

一方、独バイオ製薬ベンチャーのビオンテック<22UAy.F>と米製薬・ファイザー<PFE.N>が共同開発中の、メッセンジャーRNA(mRNA)と呼ぶ遺伝子を使う別のタイプのワクチンについて、ドイツでの小規模な治験で得られた追加データが公表された。

 未査読の研究論文によると、60人の健康な成人を対象にした治験で、2回の投与を受けた被験者は体内でウイルスの働きを中和する抗体をつくることが確認された。米国での初期治験と同様の結果となった。

アメリカ

先週には米モデルナが開発中のコロナワクチンについて、米国の研究者チームが、初期段階の研究で安全性が示されたほか、健康なボランティア45人全員に免疫反応が見られたとする報告書を公表している。

 世界保健機関(WHO)の元事務局長補で現在は仏研究機関インセルムに所属するマリー・ポール・キーニー氏は「これら全てのワクチンが体内で抗体をつくるとみられるのは勇気付けられる」と評価。「科学が急速に進展しているという証拠で、良い兆候だ」とした。

 <長い道のり>

歴史的に見て、特定の病気のワクチン候補のうち実用化されるのはわずか6%で、数年間の臨床試験が必要とされることもよくある。

コロナワクチンを巡っては、製薬各社は急ピッチで治験を進め、早期に量産を始めたい考えだ。 複数のメーカーは年内の実用化に向け、米政府の支援を得ている。

イギリス

オックスフォード大とアストラゼネカが共同開発するワクチンは、世界で開発中の150のワクチン候補の1つで、研究が最も進んでいると考えられている。後期治験はブラジルと南アフリカで始まっており、米国でも予定されている。 AZD1222と呼ばれる同ワクチン候補は、T細胞と呼ばれる免疫システム反応を引き起こすことも確認された。

 最近の研究では、新型コロナ感染症から回復したものの抗体検査で陰性となった一部患者が、新型コロナ感染症への体の反応としてT細胞が発生・成長していたことが示された。

研究者らは、抗体に加えてT細胞の働きも、有効なワクチンにおいて重要性が高いと考えている。

 WHOの緊急事態対応を担当するマイク・ライアン氏は、T細胞およびウイルスの働きを中和する抗体の両方の反応が引き起こされたのは前向きな結果だとした上で、「道のりは長い」と述べた。



新型コロナワクチン治験で相次ぎ有望な結果、期待高まる

7月21日(火) 8時45分 中国・台湾(ロイター)


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新冷戦20年7月03・河本研究室・.PNG

T細胞はどこでどのようにつくられるの?

感染症にかかったとき、いろいろの免疫細胞が出動して病原体と戦ってくれます。その免疫反応の司令塔の役割をしているのが、T細胞です。

ひとつひとつのT細胞は、実はごく限られた相手しか攻撃できないのですが、体内には膨大な数のT細胞があり、全体としてはどんな病原体でも対応できるのです。

T細胞は、病原体が侵入してからつくられるのではありません。会ったこともないような病原体に対してでも、それを見分けて攻撃できるT細胞はすでにつくられていて、待ち受けているのです。

見たこともない病原体を攻撃できるT細胞。そんなT細胞は、一体どこで、どのようにしてつくられるのでしょうか。


河本宏研究室

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終りまでお読み頂き、ありがとうございました
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(下を「いいね」のようにお願いします。いつも感謝しています)

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